１．新型インフル。私信。皮内ワクチンに賛成。地元紙。卵のワクチンの安全性
２．米国テネシー州でロッキ－山紅斑熱。確認症例は65人。死者は２人
３．コレラ、パキスタン、インド、アンゴラ、ケニア。下痢、インド、ネパール
４．デング熱。スリランカ、ミャンマー
５．私信。リトアニア・パネベジス州の豚コレラ。遺伝子型は2.1
６．植物。米国のトウモロコシ。真菌症
７．植物。キプロスのブドウ。べと菌
８．植物。メキシコ・ユカタンでカンキツグリーニング病。第一報

１．新型インフル。私信。皮内ワクチンに賛成。地元紙。卵のワクチンの安全性

PRO> Influenza pandemic (H1N1) 2009 (10): vaccine

インフルエンザ大流行(H1N1)2009。ワクチン。7/20。
[1] 皮内ワクチン。私信。
　ワクチン量が少ない場合、皮内ワクチンを使うのは非常によい手段ではないかと思う[ProMED 20090716.2540]。私たちも口蹄疫ワクチンで最近同様な発見をして出版した。1/10回分の皮内ワクチンを使う場合、筋肉内の１回分と比べると中和抗体反応は低い。しかし、誘発に対する保護は同じだった。
　中和抗体反応と関連するウイルス排泄の統計分析では、皮内ワクチンをうった豚は、筋肉内ワクチンをうった豚よりも中和抗体反応は有意に低かった。中和抗体反応はウイルス排泄を防ぐ。基準は、ワクチン経路に依存して保護が違う可能性もある。(参照。ワクチン。27; 1272-1278, 2009)。[要約は http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19114077 で入手できる]
　インフルワクチンの圧倒的なデータがでてくると皮内ワクチンを使おうという提案も出てくる。政府はワクチンを入手するだけでなく、できれば無針注射器を使って皮内ワクチンの物資も入れたらと私は提案する。

[2] ワクチン供給。新聞(カナダ)
　革新的ワクチンの治験複数件は混乱はするが遠からず起こる。一方、[09年]秋、政府や監督当局は集団豚インフルワクチンプログラムの開始の準備をおそらくしている。

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　治験をまとめるとこれまでわからなかったこともわかるようになる。例えば、卵アレルギーの人が大流行(そして毎年の)インフルワクチンを与えてもいいのか、大流行と季節性インフルの接種を同時に与えられるのか、１会社のワクチンが別の会社のアジュバントで与えられるのか等である。アジュバントは効力を押し上げる化合物である。ワクチン製造業者は、この質問に答える複雑な研究を着手できないか、着手しようとしない。代わりに政府がその研究に出資する。

　米国国立アレルギー感染症研究所などの団体は、目標はワクチン規制当局の重要な知識の断絶を埋めることだという。研究所を率いる感染症専門家は「他の人ができないことをする。 それ以内に何をするのでしょうか？」
　ワシントンで優先分野を決め、木曜[09/7/23]公表する予定だ。この時、米国食品医薬品局のワクチン生物学的産物関連諮問委員会が大流行ワクチンの臨床治験の会合を開く。ワクチン製造業者は基本的検査を行う。この仕事は、規制当局と将来の接種人に、大流行の株、つまり豚由来H1N1ウイルスからワクチンは安全にできて保護もできると保証する。

　しかし、他にも多くの重要な問題がある。実際、リストは、限られた時間に完全に取り組みするには長すぎる。したがって、ここ数週間の計画者と規制当局の議論は優先分野を削減することだった。米国の場合にはどの研究が生き延びるかまだわからない。しかし、感染症専門家の研究所は、季節性インフルワクチンと大流行ワクチン…新型 H1N1ウイルスを防ぐため…の２者の投与を見る予定だという。季節性インフルワクチンはH1N1など違う３型のインフルウイルスを防ぐ。

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　大流行ワクチンが時間内に用意できる場合、共同政府…こう呼ぶのだが…大流行ワクチンの後方支援は容易にする。しかし、人間に実際異なるH1N1ウイルス２種のワクチンを加えても、この１種か、それどころか２種とも、反応を弱め、土台を壊すのではないか？「免疫学者としては問題はないと思います。しかし、わかりません。同時に身体に２種の異なるH1N1抗原を提出することは抗原の競争を起こすのではないでしょうか？ 一方、驚いているのですが、一緒に与えることは両方の反応を強化することにもなる可能性もあります」

　カナダでも検査を行う計画は進行中だ。目的は卵アレルギーの人に発育鶏卵のワクチンでインフル予防接種をすること。現在これは危険だと考え、行っていない。細胞培養でワクチンウイルスを生育する製造業者では将来の問題は小さい。しかし、今のところ、卵の生産は依然全世界のインフルワクチン生産の最大のシェアになる。カナダの供給全ては卵ワクチンを使う。ハリファックスのダルハウジー大学のワクチン学者は新しく連邦政府が出資した調査ネットワークでは、倫理の承認を行い、卵アレルギーの人にインフル予防接種を与えることが危険だという仮定を検査することだという。目標は「基本的に本当の危険を見 るため、また非常に入念に管理した(状況)の個人を予防接種するため」だという。このワクチン学者はカナダ公衆衛生庁/カナダ研究所健康調査インフル調査ネットワークの研究責任者である。「本当に心配です」と卵アレルギーの人について。「住民の一部で保護のアクセスがない場合、そのままにしてはいけません」

２．米国テネシー州でロッキ－山紅斑熱。確認症例は65人。死者は２人

butterflybushを移動する方法

PRO/EDR> Rocky Mountain spotted fever - USA: (TN)

ロッキ－山紅斑熱。米国。テネシー州。7/18。USAトゥディ
　この夏[09年]州全体でロッキー山紅斑熱患者を発見した。08年の同期間に比べると多い。テネシー州保健省は09年上半期でダニ媒介性疾患の確認症例は65人。08年では46人。テレビはバンダービルト大学のモンローカレル子供病院の医師を引用し、患者２人がこの疾患で死んだという。過去数年間に死亡例も見たが、１年間で２人が死亡したというのは異常だと医師。

　病院はこの夏[09年]で多くの感染症や多くの重篤感染症を見るだろうと医師。両親はダニがあるか定期的に子供をチェックすること。子供に発熱、頭痛、時に発疹がある場合には医師にそういうこと。

３．コレラ、パキスタン、インド、アンゴラ、ケニア。下痢、インド、ネパール

PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2009 (19)

コレラ。下痢
[1] コレラ。パキスタン。連邦首都地区。北西辺境州。7/20。地元紙。コレラは連邦首都、マルダン、ノウシェラ、チャールサダ[北西辺境州]の国内避難民(IDPｓ)のキャンプでコレラは発生した。
[2] コレラ。インド。ムンバイ。7/20。地元紙。ムンバイで３人がコレラ、うち２人は子供。日曜[09/7/19]１人のみがコレラ。「他は急性胃腸炎です」
[3] 下痢。インド。西ベンガル州。7/18。地元紙。西ベンガル州数県で下痢。死亡28人。それ以外に患者は85,000人
[4] コレラ。インド。パンジャーブ州。7/13。地元紙。患者は300人以上。
[5] 下痢。死亡。ネパール。中西部。7/13。国連人道問題調整事務所(OCHA)、リリーフウェブ。
ハイライト。
－郡公衆衛生所は09/5/1-7/12のジャジャルコット郡で96人の下痢関連の死者を確認。
－19人の未確認の下痢が、ルクム郡で報告した死亡とダイレク郡の死者２人を関連。現在調査中。
－郡庁は集団発生への反応を調整。
－遠い被害地への難しいアクセスは医療職員の対応と物品の出荷を遅延する。
[6] コレラ。アンゴラ。7/15。地元紙。09年上半期。患者1250人と死者35人。昨年よりも大幅に減少。昨年は125人
[7] コレラ。ケニア。東部州。7/12。地元紙。イシオロ地域で２人が死亡。

４．デング熱。スリランカ、ミャンマー

PRO/EDR> Dengue/DHF update 2009 (29)

デング熱
[1] スリランカ。7/18。新華社。09/7/18、死者は180人、患者18030人。６月は患者は7005人。08年は患者4158人、死者85人。
[2] ミャンマー。ザガイン州。7/17。新聞。州カレミョ地域で少なくとも子供10人が死亡

５．私信。リトアニア・パネベジス州の豚コレラ。遺伝子型は2.1

PRO/AH> Classical swine fever - Lithuania (04): (PA), sequencing results

豚コレラ。リトアニア。パネベジス州。塩基配列。7/20。私信。抜粋
　CRL CSFウイルスのデータベースと遺伝タイピングを使い、5'NTR、E2、NS5B配列でCSFウイルスは遺伝子型2.1だった。
　このリトアニアの遺伝子型2.1をデータベースの配列と比較し、以前に提出した配列とは同一ではなかった。一層の疫学の研究を行い、導入についてもっと見たいと思う。

６．植物。米国のトウモロコシ。真菌症

PRO/PL> Fungal diseases, maize - USA

真菌症。トウモロコシ。米国。農業誌。
[1] 褐斑病、grey leaf spot。アイオワ州、ネブラスカ州。7/18
[2] 黄化萎縮病。アイオワ州。7/14。
[3] grey leaf spot。カンザス州。7/16

７．植物。キプロスのブドウ。べと菌

PRO/PL> Downy mildew, grapevine - Cyprus: (PA)

べと菌。ブドウ。キプロス。パフォス。7/19。地元紙。

８．植物。メキシコ・ユカタンでカンキツグリーニング病。第一報

PRO/PL> Huanglongbing, citrus - Mexico: 1st rep (YU)

カンキツグリーニング病。メキシコ。ユカタン。7/8。第一報。北米植物保護機構(NAPPO)。植物衛生警報システム

以上８件