フジの花が終わると、今度はバラが咲きだすのは、ご存知の通り。
バラの品種は世界で20000種以上もあるらしい。

そして、幾多の交配や改良が
長い時間をかけておこなわれてきたバラには、
いくつかの系統がある。

19世紀の後半に認められた「ラ・フランス」という品種を境に、
それ以前のバラを"Old Rose"、以後が"Modern Rose"と呼ばれる。

マートルはゾーン5に成長クレープでしょうか？

Modern Roseには
1:ハイブリット・ティー系〜四季咲き大輪のブッシュローズ（木バラ）。
2:フロリバンダ系〜四季咲き中輪房咲きのブッシュローズ。
3:クライミング系〜つるバラ。一季咲きから四季咲きまである。
4:ミニチュア系〜ミニバラ。四季咲きが多い。

と、大きく分けて4つの系統がある。

個人的には、つるバラやミニバラが好きだが、
多くの人を魅了しているのは、
やはりハイブリット・ティー系の大輪のバラだろう。

「バラは育てるのがむずかしい」とよく言われるものの、
"うどん粉病"などの病気にさえ気をつければ、
さほどむずかしくはないと思う。

あと、肥料を多く必要とする。
早い話、やはり"贅沢な花"と言うわけだ（笑）。

ポール・マッカートニーの曲に「Winter Rose」という
短いながらも名曲があり（Ab『Back to the Egg』に収録）、
それを聴いてから、僕もずいぶんバラに詳しくなった。

例えば、Guns N'Rosesのファンの方でも
音楽から「銃」のファンにならず
「バラ」のファンになる方も、きっと多いことだろう。

この時季、ぜひバラの魅力に触れてほしいなと思う。

↑ハイブリット・ティー系のバラの中でも
個人的にかなり好きなのが
"ポリネシアン・サンセット"という品種（from USA）だ。
Photoは、都立神代植物公園＠調布市〜のバラ園に咲いていたもの。

2007.05.23　　23:20