Titan's Garden:2011年10月
『Magnolia ashei』 マグノリア アシエイ
Magnoliaceae マグノリアセアエ 木蓮科 モクレン科
subgenus. Magnolia マグノリア亜属 Section. Macrophylla マクロフィラ節
英名: Ashe Magnolia (Ashe's Magnolia)アッシュ マグノリア
北米大陸 U.S.A アメリカ合衆国
Florida フロリダ州 北西部
(Leon County レオン郡、Liberty County リバティー郡、Gadsden County ギャズデン郡、Wakulla County ワクラ郡
に跨る地域と、少し離れて
Okaloosa County オカルーサ郡、Santa Rosa County サンタローザ郡、Walton County ウォルトン郡、Washington County ワシントン郡に局所的に点在)
川岸の斜度地や断崖の日陰に自生し(弱い光でも光合成出来る様に巨大葉に成るだけあって直射日光に晒されるのは苦手!?)
土壌は適度に湿った弱酸性のローム質(赤土)乾燥は嫌う様で
自生地する範囲は狭く個体数も少なくアメリカ大陸産のマグノリアの中で最も珍しい種で
絶滅が危惧されて居る様です!
どのように石上げ庭のベッドを構築するのですか?
Synonym シノニム 異名同種として
「Magnolia macrophylla subsp. ashei」(var. バラエティー 変種)とも
マクロフィラには
「Magnolia macrophylla var. macrophylla」
(基本種のマクロフィラは北米東南部Alabama アラバマ州とその周辺に自生し
高さ20メートル(最大27m)を超える高木で
通称:Bigleaf Magnolia ビッグ リーフ マグノリアと言われる程葉の長さは最大80~90センチにも成る超巨大葉マグノリア)
「Magnolia macrophylla subsp. ashei」 アシエイ
「Magnolia macrophylla subsp. dealbata」 デアルバータ
(Mexico メキシコの Hidalgo イタルゴ州~ Oaxaca オアハカ州、Veracruz ベラクルス州の雲霧林に自生し 高さ約20m 葉長はアシエイと同程度の最大60cm 果実は長く8~15cmが約70粒も着き
Cucumber-Tree Magnolia キューリ ツリー マグノリアと呼ばれる様です)
の 3つの亜種(変種とも)の記録がありますが
近年(2002年から!?) それぞれを別種として分離独立扱いされる様です。
アシエイは成長しても高さは平均6メートル位高くてもせいぜい10メートル程度(最大12メートル)止まりと低木性でマクロフィラやデアルバータよりもずっと低く
あなた自身のジャガイモを栽培する方法
しかも 他の2種は かなり高さに成長するまで開花し難い性質の様ですが…
アシエイの葉っぱや花の大きさはマ クロフィラの3分の2程とマクロフィラ程巨大では無いのは残念ですが… それでも充分巨大!?(笑)
樹高はずっと低く 高さ1メートル位の低さから早くも着花が見られ
傘の様な枝振りで栽培するには鑑賞価値が非常に高い様です。
マクロフィラやデアルバータは日本に自生する sect. Rhytidospermum リティドスペルムム節 subsect. Oyama オーヤマ亜節の 「M. obovata」 オボヴァタ 朴(朴木、ホオの木)の樹形の様で
一方のアシエイの方は sect. Rhytidospermum リティドスペルムム節 subsect. Oyama オーヤマ亜節の 「M. sieboldii」大山蓮華 オオヤマレンゲ的な雰囲気の樹型かな!?(笑)
花の寿命は2~3日と短い様ですが…
花弁は白で中心部には赤紫色のブロッチが入り長さが20センチ程で花が開くと花径は40センチを超え
花の香りは同じくフロリダ州原産の常緑性種 sect. Magnolia マグノリア節の「M. grandiflora」グランディフローラ 泰山木 タイサンボクの蒸せ返る様な濃厚な香りでは無く…
ジャスミンと柑橘系の香りをミックスした様な芳香が漂うそうな!?(笑)
o(^-^)o
朴の木の葉っぱの2倍位は巨大な葉っぱは
朴葉の代わりに朴葉飯や朴葉味噌なんかの代わりにも使えそう口!?(笑)
(^O^)
ここで、- capeweed
話しは変わって…
近年のDNA遺伝子解析による近縁関係(APG体系による系統樹)によると
モクレン属の Magnolia亜属と モクレン属の Yulania亜属の関係よりも
別属と分類されて居る Michelia ミーケリア属(黄心樹・招霊木、オガタマノキ属)とモクレン属の Yulania亜属の関係の方がはるかに近縁であるという結果が出て居るので
※ユラニア亜属は(白木蓮 ハクモクレンや紫木蓮 シモクレン、辛夷 コブシ、四手辛夷 シデコブシ等)一般的にモクレンと言われる種の殆どがこの亜属。
Yulania亜属を属として独立させるか 属名として先名権のある Michelia属に含めるか
それとも Michelia属の階級を 2段階降格させて Magnolia属のYulania亜属に転入し Michelia節として全てマグノリア属に含めるかの学者の間で議論がある様ですね!(笑)
因みに日本原産のモクレン属の分類では2節5種
(恐らく自然交雑種と思われる3倍体の M. pseudokobus 辛夷擬 コブシモドキと タムシバとコブシの自然交雑種と思われるM. × kewensis 柴辛夷 シバコブシは除く)
subgenus. Yulania section. Yulania subsect. Yulania
M. kobus(Syn:M. praecocissima)辛夷 コブシ 変種に M. Magnolia kobus var. borealis 北辛夷 キタコブシ
M. stellata(Syn:M. tomentosa) 四手辛夷 シデコブシ
M. salicifolia サリキフォリア 田虫葉 タムシバ
subgenus. Magnolia section. Rhytidospermum リティドスペルムム節 subsect. Oyama オーヤマ亜節
M. obovata オボヴァタ 朴 ホオ
M. sieboldii シエボルティー 大山蓮華 オオヤマレンゲ
なので モクレンやコブシ、タムシバ等とホオノキやオオヤマレンゲとはかなり縁遠く交配は不可能!?で
むしろモクレンやコブシとオガタマノキとの属間交配の方が可能性が高い様ですね~(笑)
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