カナダでラララな田舎暮らし キンバリーの人達と動物
キンバリーの人達と動物
キンバリーで出会った人達や動物のお話。
田舎で生活しているから街が苦手なのか、街が苦手だから田舎に住んでいるのか、のんびり〜した静かな人が多い町です。
向かいのおじさん(その2)
2010/10
以前、2004/8に紹介させていただいた、向かいのおじさんのお話続。(ずーっと↓の方にあります。)
夫が一緒に仕事をする10歳ぐらい年上の人達のことを、"BOY"と呼んでしまうお年です。
生まれも育ちもキンバリー。
ゆえに、この辺りのロコ情報を収集できるネットワークをお持ちです。
その情報収集は、サラリとさりげなく優しいおじさん。
夫が仕事で家を留守することが多いこの最近。
「向かい」と言えど、ここは田舎。こっちの玄関から「向かい」の玄関までは30mぐらいあります。
お互い玄関先でゴソゴソしているときは、手を振って挨拶はするものの、話ができない距離。
そこで、時々、1人で大丈夫か?何してんだ?と様子を伺いにやって来てくれます。
先日も来てくれました。
そして、今週の予定を少し話して、おじさんが帰るとき、
私: 「今から散歩行こうかなと。」(いつものコース=1時間ぐらい)
おじさん: 「…。」(えーっ?!みたいな顔。天気予報は雷雨だったけど、まだ降っていなかった。)
私: 「雨降りそうかな?傘持っていくから大丈夫!」(濡れてもあんまり気にならないタイプ)
おじさん: 「雨が降り始めたら、車で迎えにいってやる!」
私: 「(笑)ありがとございまーす。」
それから支度をして、家を出たとき、おじさんの姿はなかった。
でも、傘はお荷物になっただけで無事に散歩を終えて帰宅した1時間後、おじさんは、おじさんの家の玄関の前の車の横で、近所の人と立ち話をしていた。
そして、私に向かって、意味ありげに手を振ってくれた。
すごく温かいおじさん。
ロバの話
2010/8
日本に住んでいたいとき、ロバ好きの友人がいました。
どうしてロバなのか、理由を尋ねたら、熱くロバへの想いを語ってくれました。
でも、理解できませんでした。
出入りしている乗馬クラブ内に、ペットブースがあります。
この乗馬クラブを経営している知り合いのペット達。
そのブースには、馬が2頭、ロバが2頭、ポニーが2頭います。
馬は30歳を超える年寄りの馬と、足の悪い馬です。
その馬と一緒にいる、ロバとポニー。
馬のペースに合わせているのか、元々そういうペースなのか不明ですが、うまい具合に調和が保たれています。
とても気になる存在なのであります。
そのロバですが、とぼけた風格のわりに、なかなか侮れません。
よく高山や中東のニュースで、現地の人の生活の映像に登場するロバ。
平たい背中にわんさか荷物を積んで、人と一緒に歩いています。
あれが本来の姿なのでしょう。
ここのロバは違った人(ロバ)生。
荷物を運ぶこともなく、友達達と一緒に乗馬クラブ内で過ごしています。
ロバは、頑固者らしく、ちょっとやそっと押したぐらいでは動きません。
よくルームメイトのポニーと一緒に脱走しますが、初めて収容のお手伝いをしたとき、押したら動くかと思って押してみたら、ピクリとも動きませんでした。
本当に、動かないんです。ジーッとしていました。
そんなロバを収容するには、両手に長い棒や草を持って、両手を左右に広げて降参の合図のように上下します。
そしたら、えっらいこっちゃ、と早足で逃げていくので、彼らのブースに収容することができます。
そんなロバの背中に乗って、進め止まれを指図して動かすには、相当なテクニックがいると思います。
以前、映画でロバに乗った女の人がいましたが、絶えずお尻をペンペンしながら両足をバタバタさせて、優雅なんてものとは遠くかけ離れた「乗ロバ」でした。
そんなロバを"stupid"(バカ)という人がいますが、いやいや、そんなことはありません。
慣れると鳴いて呼んでくれるし、あのーブラッシングしてほしいんですけどーとすり寄ってきます。めちゃくちゃかわいいです。
ロバ好きの友人の言っていたことが、理解できたこの頃です。
そんなロバに魅せられて、乗馬クラブの馬に見向きもしないで、ロバに夢中の私ですが、私だけじゃなかったんです!
なんと!ロバ好きの馬がいるんです!
ペットブースに近づくと、馬主さんが行くわよ、と手綱を引いても、じぃーとロバを見ているんです。
馬主さんも、「この馬、ロバが好きなのよー。」
私だけじゃなかったんだ!
嬉しかったです。
(左:ロバのムーキーとポニー(白)のサンプソン、右:背中にも霜が降りる寒い冬の早朝)
(冬のモコモコした毛も、夏毛になるとすっきり凛々しい夏のムーキー)
(でも、暑すぎるのは苦手。お手(足)上げ状態のムーキーと、死んだふりのウィリー。)
始めての乗馬の話
2009/9
乗馬クラブに通っています。
乗馬レッスンではありませんが…。
(乗馬クラブに出入りするようになった経緯は、↓をお読み下さい。)
通った甲裴があり、フェンスという隔たりがなくても、馬を触れるようになりました。
やっぱり大きいし、蹴られてピューンと飛んで行ってしまう漫画があるじゃないですか。
飛びはしなくても、そのイメージがあっておっかないですね。
馬に踏まれても大丈夫なように、念の為、馬シューズも購入しました。
(私が勝手に馬シューズと呼んでいるだけで、皮製の足先がスチールトゥのセーフティブーツです。)
そんなビビッている私に、知り合いがサラッと、
「乗馬したことないのか?してきたらいいよ。ここからすぐトレッキングコースになっていて、公園に続いているんだ。公園内を乗馬できるんだぞ。○○(ガールフレンド)が一緒に行ってくれるよ。」
えーっ!そんなん絶対無理無理!フェンスの外どころか、乗馬クラブの外の一般道でしょ?!
でも、物は試し。大丈夫と言ってくれているから大丈夫でしょう。乗馬初挑戦!
知り合いが、私に合った馬を選んでくれました。
多分、初心者でも問題なく乗れる温厚な賢い馬だったと思います。
「なんで、初心者の君に指図されなあかんねん!」という性格の馬もいると思います。多分。
乗馬前に、まず、大切なのはご褒美の雑穀トリートを献上します。
その後、馬をブラッシングして、鞍を乗せます。
ヘルメットをかぶって、さぁ乗りましょうか、と知り合いのガールフレンド。
乗れません!
どうやって乗るんですか?どこに乗るんですか?全然わかりません!
彼女はニコニコしながら、乗ったらいいのよ、はい、この台を使って、と。
差し出された台を使って、馬に跨いで…で?次どうするんですか?
これが進めの合図よ、これが止まれ、背筋を伸ばしてね。はい、やってみて。
何とか指示通りに動いてくれます。
ちょっと不安が和らいだところで(数分しかたっていない)じゃ、トレイル行きましょう!
行きません!
とも言えず、彼女の後ろについていざ出陣。
どうなるかとドキドキでしたが、全く問題ありませんでした。
とうもろこし畑の横を通過するまでは…。
「とうもろこしは大好物だからねー注意してね。」
時すでに遅し。
私の乗っている馬、とうもろこし畑の中に突入して、ボリボリなり振り構わず、大好物のとうもろこしを食べ始めました。
「キャーーーッ!○○!○○!(彼女の名前)」どうしたらいいかわかりません。彼女の名前を何回も叫びました。
すぐに助けにきてくれて、馬に注意?してくれたので馬も諦めたようですが、私の頭の中には、とうもろこし畑を暴走している馬に乗っている私の映像がありました。
それから、これではいかん!と気持ちをスイッチ。
馬に乗せていただくのではなく、馬をコントロールする気持ちに切り替えました。
そしたら、馬の態度激変。
トレイルコース脇に生えているフレッシュな草を食べないようになりました。
無事に終えた初乗馬。
乗り物に乗っているのに、機械音がしないのがなんとなく優雅で、楽しかったです。
馬の話
2009/8
カナダは、身近に馬やロバが飼われています。
キンバリー周辺だと、あっ、あそこに馬、こっちにはロバ、牛よりは少ないですけど、結構見かけます。
知り合いも、自宅の裏の牧草地に馬を飼っています。
何の為に?
馬は、乗馬用で、ロバは…乗れないのでペットだと思います。
乗れないことはないのでしょうが、ちょっとテクニックがいると思います。
ロバって、あー見えて(どー見えて?)すごい頑固なんです。
ロバの話は、また後日、詳しく紹介させていただこうと思います。
最近、乗馬クラブに出入りするようになりました。乗馬に目覚めたわけではありません。
知り合いが乗馬クラブを経営しているので、訪ねる機会が増えただけです。
ということで、乗馬クラブ in Canada をレポートさせていただきます!
(オンタリオ州ハミルトンの乗馬クラブ)
"私はこれらのものが返されないことを願う"
その乗馬クラブへ行くまで、馬に触れたこともありませんでした。
馬から連想するのは、乗馬より競馬でした。
残念ながら、趣味が乗馬とサラリと言えてしまうようなタイプではありません。
でも、前々からカナダの馬事情に大変興味があったので、これを機に知り合いに質問しまくっています。(ニヤッ)
その知り合いの乗馬クラブには、約60頭の馬がいます。
半分は、馬主さんから預かっている馬です。
広い敷地を電気の流れている線で何区画かに分けて、数頭ずつ放し飼いにしています。
この部屋割りは、馬主さんの希望ではなく、経営者が長年の経験と観察力、鋭い野生の感で、馬の性格と相性を判断して決めます。
普段はニコニコ穏やかな方ですが、馬を観察する眼差しは、職人の目です。キリッと鋭いです。
日中は放し飼いにされていて、夜になると決まった個室に入れられるインドアホースコースと、昼も夜も放し飼いのアウトドアホースコースがあります。
もちろん、インドアホースの方がお値段↑です。
馬主さんの希望でインドアホースコースを提供しているけど、病気や年寄りの馬は別として、基本的に馬はアウトドアの方が健康に良いそうです。
氷点下でビュンビュン風が吹いて、体感マイナス20度とかになっても、馬は風の吹く方向にお尻を向けて、じーっとしています。
それが馬の自然な姿であって、可哀相ではないそうです。
可哀相というのは、人間の勝手な発想で、本当は暑いほうが苦手なんだそうです。
そう言えば、馬主さんが乗馬をするとき、馬主さん自らが放し飼いにされている自分の馬を捕まえるのですが、ある日、馬主さんが呼んでも呼んでも馬が反対方向に走っていってしまう光景を見ました。
あまりに激しく走っているので、何か特別なエクササイズをしているのかと思っていました。(すごい素人発想)
実は、乗馬に連れ出されるのが嫌で逃げていたそうです。
逃げる理由は、馬主さんが、天気をかまわずに都合のいい日に満足行くまで乗馬されるからとか。
暑い日に2時間も3時間も乗馬に連れ出されて疲れてしまうのがトラウマ(言葉ピッタリ!)になってしまっている可哀相な馬。
案の定、乗馬から戻った後、しばらく横になってぐったりしていました。
その様子を、馬主さんは見ずに帰宅されていることは言うまでもなく…。
馬が馬主さんとのふれあいがハッピーじゃないのって辛いなぁ、と思いました。
でも、これは特別な例で、上手に馬と接していらっしゃる馬主さんが多いです。
乗馬には、イングリッシュとウェスタンがあります。
イングリッシュは貴族の乗馬(オリンピックの種目になっている)、ウェスタンは北米開拓を象徴する乗馬ですね。
乗り方はもちろん、装着する道具も違います。
馬主さんが、どちらをトレーニングするかを決めます。
どっちもの乗り方をトレーニングさせることも可能です。
イングリッシュを選択された馬主さんは、ウェスタンを差別する傾向があるそうで、たまに馬主さん同士が衝突することもあるとか。
知り合い曰く、「馬は馬だよ。」
確かに…。
もう半分は、知り合いの馬です。
乗馬レッスンもしているので、そのときはその馬が登場します。
経営者が乗馬レッスンのために自分の馬を呼びにいくと、「ピックミー、ピックミー。」(私を選んで〜♪)と言っているかのように興奮し始めます。
わぁ〜教育されてる〜と思っていたら!
レッスン前と後に、ご褒美(穀物)が与えられるのでそれが目当てだよ、"All about food"だよ、わっはっはっ、と。
馬を特別扱いせずに自然に接していたら、馬に信頼されるのかなぁと思いました。
カナダといえど、さすがに野生の馬は見たことありません。
多分、もういないと思います。(ブラッド・ピット(映画の)の時代はいたのでしょうね。)
でも、乗馬クラブで脱走した馬は何度か見たことあります。
そんな馬も、経営者が口笛をピューとふいて、「カモン、ガイズ!」(2頭だった)と呼ぶと、パッカパッカ走って戻ってきます。
そして、彼が言います。
「グッドドッグス。」
すっごー、ほんと、犬みたいー。
誕生日パーティー
2006/7
近所の方が、奥さんのサープライズバースディパーティー(本人には秘密の誕生日パーティー)に招待され行って来ました。
奥様に内緒で130人ものゲストを自宅に招待するパーティを企画した旦那さん、直前はかなり行動が怪しかったのではと思います。(笑)
元々はファームハウスだっという自宅の広さは150エーカー。
この辺りは、トロントから2時間という環境のせいか、現役時代はトロントで生活されていた人がリタイア後の生活にファームハウスを購入するケースがよくあります。
このご夫婦もそうです。
150エーカーの敷地には、自宅を囲むようにして8つのミニゴルフコースや、トレイルコースがあります。
「トレイルコースの途中にガゼボーがあるから、歩いてきたらいいよ。コースは草を刈ってるからすぐわかるよ。」
と旦那さんに勧められてスタートしたトレイル。縦横無尽に刈られたコースで迷子になる…。
「自宅の敷地内で迷子になるなんて、日本ではないよねー。」とぜぃぜぃ言いながら無事戻る。
軽い気持ちで白ワイン片手にスタートしたので、酔いまわりました。
自宅の脇には、プールもあります。
カナダに来た当初は、自宅にプール?なんて贅沢!と思いましたが、カナダではプールのある学校が少ないので、子供達は家やスイミングスクールだけで泳ぎ方を習うそうです。
パーティーが始まって間もなく、どこからか音楽が…。バグパイプです。
小さいですね、ズームします。
こんなです。
皆さん、大好きで感慨深げです。日本でいう太鼓演奏みたいな感じなのかな?違う?
こちらでは、自宅でパーティをする機会が多いせいか、こういった感じの出張サービスがあります。
写すのを忘れていましたが、バンド(カントリー)も来られていました。
コックさんやウェイトレスさんもセットのケータリングサービスをオーダーする人もいます。
そして、おまちかねの旦那様から奥様への誕生日プレゼントは…。
ゴルフカートでした。びっくりしました。
生活様式の違い
2006/6
知り合いのカナダ人に聞かれました。
「英語のアルファベットは26あるけど、日本語はいくつ?」
「……。」(ひらがなとカタカナ、漢字が入り混じった日本語の説明ってどうすればいいの?)
これではいけない、自国の言語ぐらいきっちり説明できないと、と調べてみました。
「日本語は3種類の文字、ひらがな・カタカナ・漢字を使います。ひらがなとカタカナはそれぞれ46文字ずつで、漢字は中国の文字です。
漢字は20万文字あるとされていますが、普通の人が知っているのは2000から3000文字です。他の国の人が第二言語として流暢に話せても、読み書きはなかなか難しいそうです。」
こんな感じになりました。
漢字の数は従来5万文字とか7万文字とか言われていたそうですが、コンピューターの導入で整理が簡素化されて20万文字となったそうです。
この他にも、
・お手洗いとお風呂が別々
・お風呂は深くて浴槽の外で体を洗う
・布団は小さい日本の家を有効に使うために昼間は押入れにしまって寝る時に敷く
・玄関で靴を脱いでステップを上がってスリッパに履き替える
・畳の部屋ではスリッパを脱ぐ
・お手洗いやベランダではスリッパを履き替える
などなど、出てくるわ出てくるわ。
写真もあるかなと検索、うわぁ〜〜〜今時のお風呂、お手洗いってすっかり西洋風じゃないですか!
以前に、戦後日本が発展した理由の一つを聞いた事があります。
日本人は、新しい物を作れないけど(個人主義ではなく、協調性を重んじるからとか言っていたような)、でも真似が上手で、それがただ単に真似をするのではなくて、他国のアイデアを元にしてより良い物を作ろうとする、と。
最近のお手洗いを見て、なんとなくわかるような気がしました。
今時の家のネットサーフィン、なかなか楽しめました。
鹿の落し物
2005/5
そろそろガーデニング始めないとなぁと庭をウロウロしていて見つけた落し物の鹿の右角。うぎゃ。びっくり。
庭の周りにはフェンスがしてあるけど、そこは鹿。
問題なくピョンと飛び越えて、庭のりんごの木の下に落ちたりんごを食べにくるようで、冬の間はあっちこっちに鹿の足跡がたくさん。
りんごはもちろん、杉の木の皮も好物だそうです。
雌鹿はよく群れているのを見ますが、雄鹿はハンティングの対象になるからか警戒心が強く、未だに見た事がないので、雄鹿もちゃんとおるんや…妙に安心した落し物でした。
(鹿が目当てにやってくるりんごの木をバックに。)
表面は、木の皮を剥いたりするのによく使うのか、ツルツルでした。
儲かりまっか
2005/1
突然ですが、大阪弁「儲かりまっか」のお話。
年末、初めてお会いした方(日本人)に「どちらのご出身?」と聞かれ、「兵庫県明石です。」と答えると、「関西かー。友達(カナダ人)が大阪出身の人に大阪弁教えてもらって話すのよ。『儲かりまっか』とか。」
ニューハーフの作り方
これとは別に、東京は町田市で英語を教えているという近所の方(カナダ人)のお孫さんが、クリスマス帰省をした時に訪ねてきてくれました。
私、大阪出身で(じゃないけど、大阪の方がわかりやすいので)と話すと、その彼女のboy friendも大阪出身らしく「大阪弁は難しー!」と。1つだけ覚えたというのが、これまた『儲かりまっか』。
「儲かりまっか」「ボチボチでんなー」が大阪弁としてセットにして教えられる事が多いようで(確か、漫才ネタ?)でも、これって今時使わないような…。
外国で方言が一人歩きしている。でも、聞くと懐かしく思う。
きつねの話
2004/8
運動不足解消の朝の散歩中。
早起きはつらいけど、6時半から散歩するようにしています。紫外線対策です。
日本に比べて3倍という紫外線量は、肌に突き刺さります。
元々肌が弱く、紫外線に長く当たると炎症を起こすので、この時期過ごしにくいです。
昨日は用事があったので、いつもより20分ほど早く出発。
起きるのに気合がいるけど、歩きだすと気持ち良くて、早起きして良かったと思った。
庭に、朝の散歩中?の野うさぎが2羽。耳をピンと立ててこちらを警戒している。かわいい。
10分ほど歩いて、まっすぐの道の前方に、何やら動物が歩いている。
猫ぐらいの大きさだけど、細すぎる。なんだろーと、横を向いた時に、ふわふわした尾が見えた。
あーっ、きつねの赤ちゃん!私に気付いて、ピュッと草むらの中へ。近付くと、獣道があった。
以前に一度、同じ時間に散歩していて、きつねを見た事があって、気のせいかなぁと思っていたけど、本当だった。
この近くに巣があるらしい。にしても、子供だけで無防備だわ〜。
早起きは何とかの得って言うよねぇ、きつねの赤ちゃん見たよ♪散歩を続行。
考え事をしながら、下を向いて緩やかなカーブを曲がった所で、前方から「ワン!ワン!」。
以前、脱走したらしい中型の飼い犬2匹に威嚇された怖い経験があったので、血の気が引きました。
でも、犬じゃなかった。きつねが2匹、突然現れた私に驚いて吠えていた。
カーブで出くわした感じです。私がびっくりしたわよと言いたかった。
きつねとしばし見つめ合い、その2匹のきつねは同じ方向に走っていきました。
きつねって、とてもスリムで、ふわっとした尾の先が黒くて、ちょっとかっこよかったです。
先に見た、赤ちゃんのお父さんとお母さんかなぁ。
向かいのおじさんの話
2004/8
友人の帰省に便乗し、1500km北上してきました。
友人の80歳の仏人のおばあちゃん、作る料理がすべて美味しい!
パン(こちらでは滅多にお目にかかれない、日本のベーカリーの食パンのよう)を筆頭に、チリビーンズ、ポテトスープ、スコーン、キャロットケーキなどなど、どれも手作り。
という事で、帰宅した時には、そのうま〜い料理は、きっちりと体重に繁栄されておりました。
帰宅した次の日から、日課の朝の散歩(約1時間)を開始。
北の空気の良さにはかなわないけど、充分散歩を楽しめるよ♪せめて体重を元に戻さねば!と張り切って家を出発。
20分ほど歩いた時、ポタッポタッ。雨が降ってきた。
家を出た時に、きれいな虹がでてるなぁと思ってたのよん。
空を見上げると、夕立のような雲。まっ、長引くような雨でもなさそうだしと、散歩を続行。
すると、結構な量の雨が降ってきた。でも、まっいいや濡れるだけだし、とフードをかぶって続行。
案の定、すぐに止んだ。ちょっと、べちょべちょだけど、ウインドブレーカー着てて良かったと、歩いていると、車が私に横付けして止まった。向かいのおじさんだ。
「おはよう、雨が降っただろ?濡れてるんじゃないかと思ってさ。」
なんと、私が散歩に出かけたのを見かけたので、雨がひどくなったから様子を見に来てくれたよう。
それが、息子の家に行くついでにと、ついでを強調したトークで、そのさりげない優しさに感動。
少し濡れたけど大丈夫です、と礼を言うと、おじさんはUターンして戻っていった。
息子さんのお家とは、反対方向へ。
「ちょっと!雨が降ったからって、ダグがわざわざ様子見に来てくれたよ!」
散歩を終え帰宅、ガースカ熟睡していた夫にクレーム。
「は?雨?降ったん?すごいなぁーダグ。甘やかしすぎたらあかんでな。」
全く気の利かない夫だ。
1時間に鹿を10頭
2004/3
春めいた、暖かい日が続いた3月11日のこと。
買物帰り、車を運転中、道路沿いのフィールド(いつも牧草を植えている)に鹿の姿。
鹿の親子5頭が、あっちに2頭、こっちに3頭、何やら食べていた。
鹿は、人をとても警戒する。
隠れて見ていても、見ている気を感じるのか、すぐに気付かれて逃げてしまう。
車が通過するのには警戒しないのに、止まって写真を撮ろうとすると耳と尾がピンッと立つ。
今日は、一度に鹿を5頭も見ちゃったよ〜♪と機嫌良く帰宅。
すると、数分もしない内に、ボソッと夫が言った。
「あれ?ここにも鹿おるで?」
ん?!と思い、リビングの小さな窓から外を見ると、なんと、窓枠いっぱいに5頭の鹿の姿。
自宅の裏が、牛を放牧するファームなので、そこにやってきたよう。この鹿達も何やら食べていた。
やっぱり、動物達の野生の姿、緊張感があってとても美しいです。
時間に野生の鹿を10頭見た話でした。
日本から帰宅の話
2004/3
3週間の日本滞在を終え、自宅に戻った。
日本を離れる前に、姉に「カナダの家に帰ったら、ホッと落ち着くんやろねー。」と言われて、どうだろう?と思っていた。
トロントのピアソン空港に降り立った時、まだ落ち着かなかった。
そこから160kmドライブ、自宅のある"Grey County"のエリアに入って、ようやく落ち着いてきた。
雪は所々に残るぐらいで、すっかり春の気配。
車の窓を開けて、深呼吸して、「あー気持ちいいー!」
次の瞬間、「!!」
臭い!臭う!
そう。暖かくなってきたので、スカンクが行動を開始したようだ。すぐ窓を閉めたが、時既に遅し…。
気を取り直して、久しぶりの慣れ親しんだ夜の景色を楽しんでいた。
自宅のあるキンバリーの隣町まで来て、気を抜きかけたその時、前方に何か飛び出してきた?!それも、次々と!
「鹿!鹿!」という私の大声に、運転手の夫が急ブレーキ。ギリギリ轢かずに済んだ。良かったー。
親鹿1頭を先頭に、続いて小鹿2頭の計3頭の鹿が、道路を横断しようと飛び出してきた。
鹿は数頭で行動するので、1頭出てきたら必ず後に数頭続くと思った方がいい。
でも、交通量の少ない道路に、わざわざ狙ったかのように、私達の車が通る時に横断しなくても…と思ったけど、この辺りは夜にドライブする方が悪いんだったと思い直し、轢かずに良かったーとつくづく。
久しぶりの自宅に到着した時、まださっきの急ブレーキのドキドキが残っていた。
スカンクのスプレーの臭い(香り?)に、鹿の飛び出し。
あー、帰って来たんだーと思いました。
チッパーおじさんの話
2004/2
今日は、働く車=重機の話を1つ。
小さい頃から何かの仕事をしている車や道具が大好き。
通学路でお仕事しているごみ収集車とか、車に限らず屋台のたい焼きさんや、回転焼やさんなんかも、必ず立ち止まって見ていた子供でした。
カナダに来て、ひゃぁーと興奮したのが、18ホイールのトレーラー。あの長い車両を運転できる技術がすごい!
ハイウェイの道端で走るトラックを見ていて飽きませんでした。
これを得意気に運転している充実感たっぷりニコニコドライバーの顔がまたいい。
ピックアップトラックのホローだけを売っているお店があって、そこで写真を撮りまくり〜の、という事で、初めてのカナダの旅の思い出アルバムは、車だらけです。(^^;)
さて、昨秋に庭のメープルの木(約50年もの高さは約15メートル)が弱ってきて、このままだと折れた時に家にダメージを与えると大変だから、嵐の多い冬になる前に切り倒してほしいとオーナーが業者さんに依頼しました。
この辺りは敷地内に木がある家が多いので、そういう木を切り倒す仕事を専門としている人達がいます。
ある朝、その木を切る為にジャジャ〜ンと登場した3人のガイ達。
もちろん、私はルンルン♪と外に出て見学。
トラックの荷台についているボックス付きのクレーンに乗って、チェーンソーで枝を少しずつ切り落としていく。
夫がログハウスを建てているのでチェーンソーを持っていますが、このガイ達が使っているチェーンソーは、きこりさん用の片手で操作できるもの。興味津々。
切り落とされた枝は、「チッパー」という機械にかけられ、チップにされる。
このチップはトラックの荷台に直接吹き飛ばされ、持って帰って業者に引取ってもらうみたい。
ほぼ作業が終わりかけた時、ボスらしきボックスに乗って木を切っているロン毛のとてもコイおじさんが、私達見物人(5人いた)に向かって何やら叫んでいる。(機材の音がうるさくて聞こえなかった。)
よく注意して見ていると、その視線は私が動くとついてくる。
「ん?私に何か言ってる?」と近付くと、そのボックスに乗せてやろうと言っているではありませんか!
わぁ〜い!!と、乗せてもらいました〜。も〜、こんなん大好き!!
bolloの定義は何ですか
乗っている間、おじさんは嬉しそうに機材の説明にはいった。こんなんも大好きです。
「あのチッパーが○○ドルで、あのトラックが○○ドルで…」と、12メートル上空から、景色を楽しむ暇もなく…
おじさんの商売道具のインフォメーション。
その光景、子供が自分のコレクションのミニカーを自慢しているよう。
「おじさんのおもちゃね!」と言うと、ニッチャ〜と照れくさそうに笑った。
やっぱり、おもちゃなんや〜。
50cm以上ある木の根っこは、これも専用の機械で、地上から20cmぐらいまでチップに。
薪ストーブで使えそうな木は、扱いやすい長さにチェーンソーで刻んで1ヵ所にまとめ、飛び散った葉は、ブーンと機械で飛ばして、何事もなかったように伐採は終わりました。
この作業費、約500カナダドルとか。
朝から3時頃まで3人のガイが作業をして、これらの機材の維持費を考えると安いと思う。
このおじさんもそうだけど、田舎でロコビジネスをしている人達は、安くていい仕事をしてくれます。
もし、カナダの田舎で住む機会があって、業者さんに仕事を依頼する事があれば、その人がよその街から移り住んできて間のない人か、生まれも育ちもロコの人かを目安にするといいかもですよ。
とカナディアンの友人に教えてもらいました。
そして、それぞれのトラックのナンバープレートが素敵でした。
(ナンバープレートをオリジナルのロゴに指定できます。追加料金がかかりますが。)
「CHAINSAW」「CHIPPER」「CRANE」 完全におっちゃんのおもちゃだ。
最後に、おじさんとの会話の一部を。(機材の説明をしてくれている時)
おじさん: 「日本円だといくらだ?」
私: 「え?」(なんで、このおじさん、私が日本人って知ってるの?)
私: 「私が日本人って知ってるの?」
おじさん: 「あー知ってるよ。」
私: 「……。」(どうして?私、このおじさん知らんのに。)
気を取り直して、
私: 「夫がログハウスを建ててて、おじさん、彼と同じ香り(木のチップの香り)がするわ。」
おじさん: 「あー知ってるぞ。ユージニア(夫の仕事場)のログハウスだろ?」
私: 「……。」(なんで彼の事も、知ってるの?)
妙にギラギラした怪しいおじさんの話でした。
ビーバーの話
2003/9
先日、庭のプールに珍しい来客がありました。
北アメリカ名物?ビーバーです。
初めて見たのですが、これが、めちゃくちゃキュートです。
日本にいた時は、ビーバーって何?よく知らず、ROOTSでショッピングした時、店員さんから手渡されたリアルなビーバーの絵入り紙袋に「ふぅ〜ん、これがビーバーなんだ…あんまりかわいくなーい。」と思いました。
その昔、ビーバーが毛皮の材料の標的にされ、乱獲があったのは有名な話。
ビーバーの毛皮で大金持ちになった人もたくさんいて、カナダの有名某デパートもこのビーバーの毛皮ビジネスで大きくなったと聞くと、そのデパートで買物したくなくないなぁと思ってしまう。
ビーバーは、はりねずみやスカンクと同じ種類に分類されるそうですが、どう見ても一番かわいいと思いました。
この近くを流れる川(その名もBeaver River)には、ビーバーがいるとは聞いていましたが、その川からは、牧場を横切らなくてはいけなくて、この歩幅でえっちらおっちら移動してきたのかと思うと、これまたひいき目でかわいい。
最初、写真のようにしゃがんで、見物している私達(4人いた)を少しだけ警戒している感じでした。
でも、少しだけです。ほとんど警戒していないと言ってもいいぐらい。
尾がひれのようになっていて、川で威嚇する時に、この尾で水面をバシャバシャと叩くそうです。
この後、横の生えている草を、ムシャムシャと食べ始めました。
姿勢が低く(足が短いから当然)、どことなく遠慮しているように見えたりします。
その後オーナーの願いも空しく(野生動物は菌を持っているので、できる事ならノーサンキュー)プールにジャポン。スーイスーイと一泳ぎ。
どうやってあの短い足で、再び上陸するのかしらと(水面からプールサイドまで20cmほどある)見守っていると、なんと!!
私達がいつも使うはしごを上手に1段ずつステップし、上陸。
オーナーの一言。
「初めてのようには見えないわ。学習してるじゃない!」
私もそう思いました。
水でビチャビチャになった体を(まるで、ねずみのよう)前足で器用に毛を逆に逆立てて(美容師さんみたいに)乾かしにはいりました。
これがまた、脂肪たっぷりのボディをひねりながら、届くところまで丹念に…。
毛の間に空気を入れて、体温を保つ為にしている作業だそうで、ほぼ乾くとねずみではなく、またまたかわいいビーバー登場〜♪
小さな前足で顔もこすって、なんともまぁ。
いくら近くの川に住んでると言っても、家のプールにやって来るのは本当に珍しいそうです。
夏も終わりかけのある夕方の出来事でした。
甘いもの大好きカナディアン
2003/3
カナディアンは、半端な甘党ではないと思う。
食後には、必ずと言っていいほど、デザートを召し上がられる。それも、老若男女問わず。
『カナダ太り』という言葉を聞いた事がある。
好きだった男の子が、お父さんの転勤でカナダへ引越しする事になって、数年後日本帰国したその彼のあまりの変貌に、女の子は絶句したという話。
それは、言いすぎでしょ〜?って思ってたけど、そうでもないように思う。
夫の仕事場での話。
朝10時と昼3時に必ず15分の休憩がある。
男ばかりの職場。
体を使う仕事だからかもしれないけど、皆それぞれにおやつを持ってきている。
大抵は、ピーナッツバタージャムサンド。
どうして、こんな組み合わせになったのかよくわからないサンドウィッチ。
作って食べてみたけど、ピーナッツかジャムかどないやねん!というお味でした。
去年の秋に、イチゴ・ブルーベリー・ペアー&リンゴのジャムを作った。
ジャムサンドにして持って行っているけど、市販と比べると色がダサいからか、最初は「それはなんだ?作ったのか?」と、話題になったらしい。
サンドされているジャムが話題になる。すごい。
冬は寒いからお腹が減ると、クッキーやマフィンも持って行く。
買った方が安いけど、買ったのはのどが渇くぐらい甘いから、日本のレシピで焼いている。
もちろん、ルックスが市販と違うから、これもすぐ彼等の目に止まった。
「それも、作ったのか?!」
「何が入ってるんだ?」
「その紙(マフィンの)は焼いてる時、燃えないのか?」
質問攻めにあって、すごかったらしい。
そして、その次の週、夫以外の4人のワーカーのうち3人のおやつがマフィンになったらしい。
50近いボスまでマフィンになっていた。かわいすぎる。
新しいアイテムを持って行った時だけでなく、マフィンやクッキーの中の具を変えた時も、反応があるらしい。
『甘いものに目がない』とは、当にこの事??
みたらし団子を持って行って、いつものように休憩したらどんな事になるんだろう?
その為なら、いちご大福も作ってやるよ〜!と提案してみたけど、話題になる事自体が面倒だからいらねーと断わられた。
カナディアンは、男の人も甘いものに目がないというお話でした。
ラクーンにスカンクに
2002
2002年の夏、スカンクに悩まされた。
臭いが強烈で、噴射した物質をまともにくらうと、2-3ヶ月は味も臭いも感じなくなるという恐るべし!『スカンクスプレー』
私も、ある晩、夏の夜は気持ちいいね〜〜と部屋でくつろいでいる時に、くらった。
慌てて窓を閉めたけど、間に合わなかった。目は真っ赤、鼻水じゅるじゅる、喉はひりひり。最悪。
スカンクごときで、アニマルコントロールは動いてくれない。
捕獲を頼んだ時には、公機関なんだけど、スカンクが去ったと同時に請求書が届く。
で、自分で捕獲する事になった。
捕獲ケージなんて持ってないから、ホームセンターで1週間C$60でレンタルした。(買ってもC$100ほどなので、今思うと買えば良かった。)
すると、捕まるわ捕まるわ。
1週間で、猫2匹に子猫2匹、ラクーンが2匹に、スカンクが2匹。人より、動物の数の方が多かったのを忘れていた。
ラクーンは、ゴミ箱をあさりに来る嫌われ者。でも、かわいい。
ゴミ箱が倒れないように、底に大きな石を入れていたら来ません。
でも、そこに食べ物があると知ったら、なかなか大変です。
ゴムのバンドでグルグル巻きにしても、ちぎってゴミ箱を倒して諦めません。
見た目は愛嬌があるのに、ラクーン同士のケンカの声は、なんの獣?というぐらい怖いです。
スカンクは、なんとっ!近所の人が餌をあげていた!
父・母・子供4匹のスカンクファミリーに。
鹿に餌をあげるのは聞いた事あるけど、スカンクは聞いた事ない。
で、カナダ人の友達に聞くと、その人も聞いた事がないと言う。これは、ルール違反。
(捕獲されたラクーンとスカンク)
しかし、捕獲したスカンク、どないすんねん…と、車のルーフに積んでお引越し。
遠い所にリリース。このスカンク、被害者。親と離れ離れになる。
餌をあげてるおじさんが加害者だと私は思う。
もう1匹のスカンクは攻撃的な性格で近寄れなくて、その場で射殺。
野生動物に無責任に手を差し伸べるのは、自己満足にしか過ぎないと思う。
じゃ〜、鹿とか鳥はいいの?と聞かれると答えに困る。
やっぱり、人間が野生動物見たさに、餌をあげたりするのはいけない事なのかな。
もしスカンクを家で飼うなら、手術して、毎年税金を払うのをお忘れなく。
飼うと、懐いてかわいいらしいです。
ラクーンを飼っている友達を訪ねた時の話を近所の人がしてくれました。
やっぱり、手にしたものすべて洗うそうです。かわいー。
「皆、屋根見てたんちゃうん?」と聞いても、あっさり「いいや誰も見てないで。」と、この「スカンク号」を運転した夫。
でも、近所の家に訪ねてきた人が言ってたそう。
ちょっと!すれ違った車が屋根にスカンクを乗せてたわっ!どうするのかしら!」
近所の人は爆笑しながら言ったそうな。
"That's Sayuri's husband."
カナダ飼い犬情報(その1)
2001
飼い犬のおもしろい話は、いろいろありますが、まず1つ。
カナダには日本のミスタードーナツみたいなドーナツ中心のファーストフードカフェ『Tim Houtens』というのがあって、これは皆さん大好き。
アメリカブランドに押されているカナダの、数少ないカナディアンブランド。(だったけど、その後アメリカ企業に買収された。)
ハイウェイを走っていると、必ずお目にかかれる。
コーヒーがまぁまぁおいしく(アメリカンではなく濃い)サンドイッチやスープもあるし、何より安い。
近所の人が、飼い犬を車に乗せてドライブスルーで『Timbits』という一口サイズのドーナツを買った時に1つだけあげた事があるらしい。
すると、その美味い甘い味を覚えてしまったのか?
それ以来、Tim Houtensのドライブスルーで注文しようとすると、隣でワンワン吠えて注文ができない。
その上、ハイウェイを走っていて、トレードマークの赤の看板が見えると、犬と目が合うんですって〜。その犬ってね、すっごく太ってるの。
クリスマスのプレゼント作り
2001
カナダで過ごす、初めてのクリスマス。
近所の人に、手渡された『クリスマスシューボックス』の企画に参加した。
『クリスマスシューボックス』というのは…。
『残念ながら、この地球上には、天災などによる飢餓や、内戦などにより苦しんでいる人達がたくさんいます。世界中の子供達が、クリスマスを笑って過ごせますように。』
という呼びかけで、決められた箱(靴の箱でもいいみたいです)の中に、クリスマスプレゼントをいれて、教会や学校が集め、世界各地の難民施設などで暮らす子供達に送ります。
ということで、私が選んだクリスマスプレゼントのご紹介!
男の子、5-9歳用をイメージして、買物してきました。
(上段 左からノート、色鉛筆、鉛筆、ペンケース、定規コンパスセット、モンスタートラック)
(下段 左から足し算引き算カード、キャンディ、消しゴム)
ペンケースは、作りました。
リボンでしばるようになってるから、中に文具一式が入る。
そして、上のプレゼントを全部このリュック(これも作った)に入れて・・
こうやって決められた指定の箱に入れて…
パッキング完了!
リボンのラッピングより、使えるリュックの方がゴミにならないと思って。
BOYカードの、5-9Years Oldの欄をチェックして、
シッピング代5ドルのマネーオーダーを入れるのを忘れないように、と。
いかがでしたでしょう?何にしようかなぁ〜と選ぶのが楽しかったですよ。
この企画に心打たれたのは、1人1人のプレゼントをセットした人の「想い」もプレゼントされるという事。
同額のお金を送るより、温かいような気がして。
配給のように、ノートや鉛筆をクリスマスに配られるより、夢があると思いました。
お気に入りのベーカリー
2000
キンバリーに来て、初めて外食したのが、このベーカリー。ベジタリアンの友人が連れて行ってくれた。
夫婦で経営しているこのお店は、とってもフレンドリーなお店♪
5カナダドルも出せば、コーヒー(何杯でもお替わりできる)と、山のようなサラダと、その日の日替わり大盛り野菜スープがいただけます。
もちろん、サンドイッチもあって、そのサンドイッチの茶色のパンの素敵な事!
食と台所情報にも紹介していますように、私は自称粉マニア。
こんな田舎に、全粒紛で作られたパンしか売っていないなんて、惚れ惚れ。
お店の雰囲気です。こじんまりした家庭的な雰囲気。やけに明るいおばちゃんがまた良い。(笑)
冷蔵庫の上に並べられた、マフィンやクッキーにも、ついつい手が伸びてしまう。
冷蔵庫の下の段に、その日のサラダが3-4種類入ってます。
店は、レンガ造りのお家です。
とってもシンプルで、好きだったけど、今は店閉めちゃったの。残念。
皆で掃除の話
2000
私達がここに来た年から、この周辺の4つの町協賛の『アップルフェスタ』が、7月第3週末に催されるようになった。
この辺りは、アップルファームが多い。
大きな街のように産業がないので考えられた?のが、この『アップルフェスタ』で、協賛している町から町に、無料送迎バス(スクールバス)を走らせて、ツアーができるよ〜というのが売り。
それに向けて、キンバリーの町の中心にある池の周りを、掃除しました。
ある天気のいい日曜日、20人ぐらいの人が集まって、それは始まりました。
皆、家から道具を持ちより、エッサホッサと作業にとりかかりました。結構、重労働。
木を切ったり、芝に道を作ったりと、アスファルトの上をほうきで掃くというわけにはいかず、フゥ〜〜。
でも、皆ニコニコご機嫌で、楽しそう。カナダの女の人って、すごくパワフルなのに驚く。
若い人は『レディファースト』が過剰なせいか、あんまりパワーはないんですよ。(私が見る限り)
でも、年配の方がすごいのよぉ〜。
この世代が、北米の繁栄を支えたのねーー、と妙に納得してしまうほど。
(100年前に、この池でソーミルをしていたので、この池にMill Pond という名前がついています。)
(掃除を始めた時には、グースがくつろいでいた池から駐車場まで芝を剥がして、道を作りました。)
ふと気がつくと、3時。お茶の時間。こっちの人は、結構、きっちり休憩をとります。
案の定、皆集まって(上の写真の芝の上に座って)休憩が始まりました。
お飲み物は…、ワインです。
えーこの年で???ちょっと焦りました。
本当は、公共の場でアルコールを飲む事は禁止されているので、皆コソコソっていただいていました。
くれぐれも、カナダに旅行へ来た時、町を歩きながらビール飲まないようにね。捕まっちゃうよ。
デジカメ故障の話
2000
キンバリーに上陸し、右も左もわからな〜い状況下で、日本で買ったデジカメがうんともすんとも動かなくなった時の話。
今でこそ、普通にデジカメを持っているけど、当時はまだ少数派で、カメラもビッグで高かった。
ちょっとフンパツして買った、中古のカメラ。(中古かいっ!)
電池も新しいのを買って入れたし、原因がわからない。
日本製だけど…(超不安)と、ダメモトで近くのホームセンターへ修理にだしました。
すると、2日後、電話連絡があり、カメラを取りにくるように言われて出向きました。
そんな私の不安をよそに、バ〜ッチリ、直っているではありませんか!!
カナダもすてたもんじゃない!すごい!!という感動も、店員さんの説明で「……。」
電池切れだったというのです。
そんなはずはない!新しく買った電池を入れたよ。
「買った電池が最初から空だったのではないか?」と店員さんはおっしゃる。
そんなばかな…。こっちではよくある話だという。
これも『お国柄』と思い、まぁ直ったし良かった良かったと、新しく入れてくれた電池の代金だけを払い、店を後にしました。
そういえば、「3枚ほど、店の写真を撮ったよ。」と言っていた。
ふぅ〜ん、何を試し撮りしたんだろ〜。
あまり期待せずに確認してみた。
開けてびっくり、ぎょげっ!
そのホームセンターで働いているレジの女の人や、スタッフのおじさん達がポーズをとってアップで写っていた。
スゴイ。有り得ない。これもお国柄?
あっ、そういえば、あの空だった電池って、あのホームセンターで買ったんだった。
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