狐の森: 狐の森
犬の表情が読める私には、狐の表情を読むことなどいとも簡単。
この狐さんたちは、前に忍者学校の生徒に化けていた。
今日はピラミッドの前で何の仮装だろう。
一瞬バドミントンかなと思ったがテニスだった。
しかしユウちゃんと重なって見えた。
今日はこのアジトも全てが狐に占領されていた。
将棋を指す爺さんたちの姿は影も形もない。
お化粧の匂いがむんむんと籠もる中、狐が一生懸命変身中。
落葉は何を意味するのでしょうか?
『忍者学校の生徒れーす』
と、どこからか小さい頃のユウちゃんの声が聞こえてきます。
左端の狐さんは、訓練をサボっていたのかな。
がんばらないと落第しそうだ。
バラエティーに富んだ背景を求めてせわしなく移動する狐たち。
コスプレ城と自惚れ池の狭間を通り抜けていく。
しかしここは狐の森、遠くへ行ったつもりがまた元の場所に戻ってきてしまうのだ。
よそ者の狐などはいともたやすく誑かされている。
千本鳥居周辺が賑やかだ。
伏見の狐も今日はこちらに飛んできているだろうか。
鹿に食べられていません植物
高度経済成長時代、お花見には仮装大会がつきものだった。
それが、日本の産業が空洞化し、そんなこともやっておれない時代になってしまった。
しかし目的は違うけど、同じような現象が起きているのがおもしろい。
最初に出会った私がそうだったように、何にも知らないと、お花見で仮装大会でもしているのかと受け取ってしまうかもしれない。
自惚れ池に立つ狐。
今日は人間も狐も入り交じって賑やかにお花見をするものだから、どれを写したらいいのか当惑気味だ。
「鏡よ鏡、この世の中で一番かわいい狐は誰じゃ!」
はい、ユウちゃんれす、と横から私が口を出した。
paperbarksはどこに住んで成長する/しない
この赤い仮装はドラゴンボールかな?
空中浮揚の写真を撮ってあげたら、何度も、
「もういったい」と繰り返す、イッチンがよみがえってきた。
一度うまくいったものだから、腕を組んで、飛び上がった瞬間を何度も撮れとせがむのだ。
そのわんぱく小僧も今年で小学6年生になる。
これは狐かな、それとも猫かな。
以前アジトで、
「それはタヌキですか」と聞いて、
黙り込まれた経験がある。
後で考えると、猫ではなかったかと反省するのだが、
その時は素直な気持ちで思ったことを口にしたのだった。
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